またまた祝日が

今週は金曜日のオリンピックを控え、月から水の3日だけが平日です。祝前日は手術ができませんので、op日は今日1日限りでした。手術が今日に集中したので、ちょっと忙しかったです・・・。

 

医療は待ったが効きませんので、できたら平日の5日はきっちりと仕事をさせていただきたいと思っています。いつからか、日曜と祝日が重なると、月曜も振替となって、平日のうち月曜が有意に少なくなっています。月曜の外来は不規則になるので、予約を取るのが難しくなり、週末明けで新患が右往左往しがちです。

 

そもそも日本は祝日がやたら多いのです。強制的に休まされる日が多すぎます。医療機関ではとても予定が立てにくくなり、患者さんに迷惑がかかります。

 

国民が一斉に休むのはそれなりの理由がなければなりません。西欧諸国では、元旦(キリストが割礼した日)、独立記念日、キリストの誕生日を基本にあと1日あるかどうかという感じです。アメリカ留学では、祝日が少ないのにびっくりした記憶があります。

 

その代わり、クリスマスシーズンと夏に1週間単位の休暇を思い思いに取るのが普通です。これが西欧のスタンダード。

 

日本に当てはめると、元旦、春分の日終戦記念日(お盆)、秋分の日以外は廃止したらどうでしょうか。今週木曜は「海の日」。海だけでは不公平と、8月には「山の日」があります。10月には「体育の日」。これらに全員一致で休むほどの意義がありますか?

 

だいたい、皆が一斉に休みを取ると、行楽地はどこも混み混みで、本当のお休みにはなりにくいのです。「一斉に休め!」との掛け声のせいで、もともと悪い生産性がますます悪くなります。また、正式な有給休暇が取りにくくなります。これだけ祝日があって、残った数少ない平日のうち年20日有給を取ったのでは仕事になりません。有給を取れない理由の一つは祝日が多すぎるからです。

 

祝日を最小限にする代わりに、自由に有給休暇を取るようになることを切に望みます。

 

ST