緊急事態宣言をふまえて

本日、新型コロナの感染拡大を受けて、東京、大阪、兵庫など7都府県に緊急事態宣言が発令されました。目標は人と人の接触の8割削減です。当面、5月の連休明けまでの期間とされています。

 

ただし、スーパー、銀行、医療機関など、非常時にこそ必要な施設はこの限りではありません。また、公共交通や高速道路も通常通りだそうです。

 

医療機関については、コロナの拡大により、医療崩壊が危惧されています。コロナの患者さんが集中しオーバーフローすることにより、コロナの患者さんだけではなく、それ以外の重症例の治療ができなくなる可能性があるからです。

 

われわれの施設では、コロナの患者さんを扱うことはありませんが、緊急事態をふまえての対策が必要であると思います。患者さんや職員の中での感染は絶対に避けなければなりません。

 

各個人が自分を守ることが最も大切です。

 

そこで、4月13日以降に予定されている全ての手術についてトリアージを行い、延期できるものについては5月中旬以降に手術を延期させていただくことにいたします。患者様には順次ご連絡差し上げますので、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

また、外来診療につきましても、従来の午前3診を2診に減らし、患者さんの集中を避けます。また、当院に通院されている患者さんについては、電話再診により処方箋を発行することができます。

 

なお、緑内障網膜剥離、眼底出血、IOL脱臼など、緊急性のある疾患については、従来通りの加療を継続して行います。

 

世の中あげての対策により、コロナが終息に向かうことを切に願います。

 

ST