手術場の業務

当院では、「日帰り手術センター」の名の通り、ほぼ毎日手術を行っています。外来は午前、午後とあり、手術は午後のみです。午前中、手術室では手術の準備が行われています。

手術は術者(医者)と器械があれば行えるものではありません。手術場の清潔の維持、器具の消毒、一例一例の器械セットの準備、超音波装置や硝子体手術装置の準備と接続、術中の装置の切り替え、顕微鏡の切り替え、洗眼、術野の消毒、術者への器具渡し、眼内レンズの準備、患者さんの誘導、術後患者さんの管理、説明、などなど、手術に関わる業務は多岐にわたります。

白内障手術、硝子体手術、緑内障手術、眼瞼手術、LASIKなどを中心に、1日10〜20例行っていますが、そのためにはスタッフのチームワークが欠かせません。

LASIKORTが主体で、それ以外の手術は看護師が主にこれらの業務をこなします。

午前中は医師3名で診察を行っており、看護師やORTも主に外来業務ですが、午後からは診察は1診のみで、スタッフの大多数は手術場に集中されます。3室ある手術場ごとに3名、器具の準備に2名、回復室に3名が基本です。手術場受付及び見学室にも事務スタッフが配置されます。

看護師11名、ORT5名、OMA3名、事務職員7名は開業医としては多いと思われるかもしれませんが、年間2000件以上の手術をこなす日帰り手術センターとしては少ないくらいです。

年々、手術の種類が増えており、業務が複雑化しておりますので、一層集中して取り組まなければなりません。不足しがちな看護師、ORT、事務職員は余裕を持って採用するようにしています。

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