省エネ

政見放送でどこかの党代表がおっしゃってました「省エネ」。日本の住宅は省エネ対策がなってないと。これには思い当たるふしがあります。

母親の実家は昭和55年ごろ建築の木造の在来工法。これが、夏暑く冬寒い、とんでもないものでした。昔々、「住宅は夏の過ごしやすさを重視」「湿気対策」と称して、断熱効果の少ない土壁、ガラリ、スケスケの開口部が当たり前。家の中で囲炉裏を囲んだり、火鉢を焚いたりしても一酸化炭素中毒にならない不思議で寒〜い家が普通でした。

家の中が寒いと老化が進み、認知症も発症するとか。廊下や洗面所、風呂場の寒さは脳卒中の危険があり、夏の居室ではよく熱中症になります。もちろん、ストーブ、エアコンが必須で、エネルギーも大量に消費します。

省エネが進んでいる北欧諸国では、「人間のぬくもりのみで15°C以上の室温になるように規制されている」とのことで、壁にはびっくするほどの断熱材が仕込んであります。暖房なしで外気温マイナスとの温度差15°が本当か、日本人には理解不能でしょう。

現在住んでいる、20年ほど前に建てた家は、ラッキーなことにツーバイフォーの輸入住宅。開口部は2重サッシで、冬温かく、夏涼しいを実現しています。

スウェーデンほどではなくとも、人が住んで居れば、外気温より10°くらいは自然に高くなるくらいは、日本のように温暖な気候ならば簡単に達成できるのではないでしょうか。

これから住宅を建てる人は、くれぐれも「断熱」にご注意ください。それも、家全体を断熱材で囲む方法でないとダメです。

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