北欧の街並

今回訪れたオスロでも思いましたが、北欧やヨーロッパの街並はとても奇麗です。全体にとても整然としており、主要な建物が目立つようになっています。オスロの港でまず見えるのは写真のアーケシュフース城。「アナと雪の女王」の舞台にもなったところです。1600年頃の建造物だとか。

整然と見えるには理由があります。まず、市街の中心部では一戸建ての住居がありません。住居は低層のアパートメントが主体で、それも形や場所が規制されています。ちょっと郊外に行くと一戸建てがありますが、屋根の形、壁の色、広さなどが整っております。看板や自販機もはげしく規制されているようです。

また、電線は当然ながら地下埋め込みです。

空き地と見ると安普請の住宅やタワマンを立てまくる(日本ではあたりまえの)自由はありません。そのかわり、慢性的な住居不足に悩まされているようで、賃貸住宅ですら条件のよいものは数ヶ月〜数年待ちとのことです。

低層アパートでもたいていエレベーターがついています。「5階建てまではエレベーター必要なし」といった、消費者無視の決まりはないようです。

上の写真はムンクの自画像です。不安に苛まれ続けた一生でした。

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