オプトス デイトナ

今日から新年度、消費税が8%となりました。日本国の国債発行残高が1000兆円以上の赤字ということですので、やむを得ないことと思います。海外でも、先進国では軒並み消費税が上がり続けています。

ところで、先週末、当院外来にオプトス デイトナという新しい器械が入りました。これは眼底カメラの一種ですが、従来の製品では画角がせいぜい30°くらいだったものが、なんと210°という超広角の撮影が可能です。また、画像はデジタル技術で加工されており、細部まで解像度も優れています。

加えて、フィルターつき撮影のような表示も可能で、脈絡膜や出血がよくわかります。また、被写界深度も深く、硝子体中の混濁や浮遊物もしっかり写ります。

昨日から使用開始しましたが、早速網膜剥離の患者さんが来られました。一枚の写真で剥離の範囲、裂孔の位置、形、大きさが判り、患者さんにご理解いただくのが飛躍的に容易になりました。

術後、ガスやシリコンが入った状態でもよく撮影されます。

本日の患者さんの中で、硝子体混濁による飛蚊症の方がおられましたが、これも、デイトナにより奇麗に撮影され、手術適応の説明をよくご理解いただけたと思います。

網膜硝子体の分野で、OCTに引き続き、大きな武器となりそうです。

ST