お盆休み

8月13~15日の3日間は盂蘭盆会という祖先をお祀りする仏教の行事のためにお休みをするところが多いです。当院もこの3日間は休診いたします。

 

11日が山の日、12日が振替休日ですので、土曜日から6連休であり、16日の金曜日を有給休暇とすると晴れて9連休になります。(当院は16日は診察いたします)

 

しかし、この期間、休みが集中するため、行楽地は人で溢れかえります。旅行のための休みではなく、祖先をお祀りするためですので、自宅でゆっくり祖先に思いを馳せながら、墓参りやお参りをするのが正解です。

 

5月は10連休がありました。連休が多いのが働き方改革のつもりかもしれませんが、医療機関にとっては良いことではありません。ご病気の方は待ったがないからです。

 

今週後半は手術の予定も組めず、網膜剥離や急性疾患を大学病院などにお願いせざるを得ませんでした。

 

西欧諸国のように、個人個人で時間が重ならないようにしながら、自由に夏休みを取るほうがよほど効率的です。

 

アメリカに実際に滞在した経験で言うと、祝日として10日ほど制定されているものの、全員揃って休む日は正月、クリスマスなどせいぜい4日ほどでした。新年も2日から出勤でした。

 

その代わり、夏休みやクリスマスシーズンに思い思いの長期休暇を取ります。また、出産や育児、病気の休暇も取れます。

 

日本で近頃労働の生産性が悪いとはよく言われることですが、祝日が多すぎることにもその原因があるように思います。

 

祝日は最低限の3日とし(正月、盂蘭盆会、建国記念日)、あとは有給休暇を年30日分、自由にとらせるようにしたらどうでしょうか?

 

ST