緑内障のレーザー(SLT)

緑内障の治療は眼圧を下げることです。その方法は1)点眼薬、2)手術、そして3)レーザーです。

Selective Laser Trabeculoplastyの頭文字をとって「SLT」と言います。眼房水の流出抵抗の場所であるトラベクルム メッシュワークを破壊するヤグレーザーです。

コンセプトは手術のトラベクロトミーと同じです。

特長は外来で簡単に出来ることと、副作用があまりないことです。点眼薬の長期投与や手術に比べ、取り組みやすい治療方法です。

肝心の効果ですが、人によってばらつきがあるようです。10mmHg以上の下降が見られるかと思えば、ほとんど効果を感じられないこともあります。

効果の持続は1年くらいとされており、効果が無くなってきたら再度レーザーを当てることもできます。

充血、点状角膜炎、色素沈着、眼球陥凹といった副作用により、どうしても点眼薬を継続できないことも多いので、レーザーの出番は意外と多いです。

SLTは保険適用です。

副作用のない治療法として、参天製薬緑内障サプリメント「サンテ グラジェノックス」も注目です。詳細はHPをご参照ください。

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