日本の数学者の藤原正彦先生のコラムにあった話
福岡県に住む男性が福岡女子大学に入学願書を出した。栄養士の資格を取りたいが私大に行く余裕はないので県内でその資格が取れる唯一の公立大学（福岡女子大）に願書を出したのだった。願書は受理されず、男性は「法の下の平等をうたう憲法１４条に反する」と違憲の訴えを起こした。福岡地裁での公判で女子大側は「女子のリーダーを育成するには人工的に女子のみの教育環境を作り出す必要がある」と主張した。男性は訴えを取り下げたという。
また、藤原先生がおられたお茶の水女子大学でも「税金で運営されている国立大学に男子が入れないのは違憲」という国会質問があったらしい。
藤原先生は「お茶の水女子大は明治７年に昭憲皇太后により創立されて以来、ずっと女子教育を行ってきた。この伝統は違憲で云々すべきことではない。そもそも差別でなく、区別であり我が大学の最大の個性なのだ！」と意見を述べられたらしい。
そう言えば、１７〜１８年前、息子がまだ中学生の時のママ友で助産師さんがいました。彼女が言うには「助産師の資格も男性が取れるようにするかどうかで協会の中でも意見が割れてるの」
その話を聞いた、私を含む全てのおばちゃんが一斉に大声で「え〜〜〜〜！何考えてるの！？助産師です〜って男が出て来たら蹴るよね〜。」とか「それって犯罪と違う？」とか、皆ひどい拒否反応を示したのです。結局はその案が無くなったか、志願者がないか...男性助産師に遭遇した人は知りません。
まあ、考えてみたら女子大、女性専用車両など女性だけというのはあるので男性は女性を羨ましく思うのでしょうか。
でも、ありますよ。大相撲、歌舞伎、文楽、プロ野球は男性だけ。だから、それぞれがそれぞれの特性、特徴を活かして社会でも家庭でも活躍すればいいと思います。
今年は桜が早いです。はるちゃんとのお散歩コースの公園の桜もこんなに綺麗です。
Y.T
