センター試験と菊菜

1979年(昭和54年)に日本で大学入試の共通一次試験、現在のセンター試験が始まりました。私が大学受験した3年後から始まり、3歳年下の従妹がたいそう悔しがっていました。時が過ぎ、我が子が高校3年、センター試験を受けることになり、センター試験の願書の書き方からセンター試験の得点を如何に2次試験に生かすか?など受験生本人より詳しくなっていた私でした。

上の子のセンター試験の初日、やはり今日のように寒い日、まだ夜が明けきらない早朝に駅まで送って行き「落ち着いて頑張っておいでね。」と見送りました。

それから、いつものように家事をしようと思っても落ち着きません。5分に1回時計を見ては
「9時半…社会が始まった…」
「1時、国語や、ちゃんと解けてるかな…マークシートの段ずらしてないやろか?」
「3時!いよいよ英語…」と、自分の受験の時よりドキドキしてソワソワして、ひたすら時間が経つのを待ちます。

寒い日の夕食はお鍋。お鍋に「菊菜」を入れた時、息子から「今、難波乗るから迎えに来てな。」の電話。
「わ、わかった。で、試験どうやったん?」
しばしの沈黙の後、「菊菜」と、言って切れました。

「何やろ、菊菜って?????」お鍋の菊菜を見つめる私。そして!恐ろしいことに気がつきました。

「(試験のことは)聞くな」と言う事だったのです。もちろん、その年の春からは予備校生でした。

センター試験、明日は理科と数学ですね。受験生の皆さん頑張ってください。
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