加齢黄斑変性症で大事なこと

来週に加齢黄斑変性症の講演を行うので、スライドを作る傍ら、今までの患者さんのカルテもまとめて目を通してみました。
当然ながら、患者さんごとに病状も経過も十人十色ではあるのですが、一定の傾向がはっきりと認められます。
それは早期発見、早期治療の重要性です。
視力があまり低下していない段階で治療を開始した患者さんでは、抗VEGF抗体の注射回数が比較的少なくて済み、しかも良好な視力を保っています。
逆に、病状が進行してから治療を開始した患者さんでは、10回以上にわたり抗VEGF抗体の注射を行っても、ほとんどが低い視力のままです。
ゆがみや中心あたりの見にくさ・暗さを感じた場合は早めに眼科を受診することが大切です。

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