遮光眼鏡

先日、網膜色素変性症の患者さんが、遮光眼鏡でずいぶん見やすく楽になったと喜んでおられました。
現在のところ、網膜色素変性症には効果的な治療法がなく、徐々に進行してしまうのが現状です。
外来診療においても、なかなか患者さんに良い方向へのお話ができないので、今回のように喜んでおられるのは、当方としても大変嬉しいです。
網膜色素変性症では、視野狭窄、視力低下に加えて、眩しさを訴える患者さんが多くおられます。
医療用の遮光眼鏡は、眩しさの原因となる短波長光を効果的にカットしてくれます。
様々な種類がありますので、患者さんの用途や見え方に応じて、一番見やすいものを眼鏡店にて選んでいただきます。
今回は、CCP400というレンズ(→メーカーのHPを参照)で、屋内用と屋外用をそれぞれ作成していただきました。
眼鏡の費用の一部は公費負担となりますので、役所からの書類を提出していただければ、必要事項を記入いたします。
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